コロナの蔓延防止措置が出される前に佐久に行ってきた。
目的は桜とヤギ。
まずは、樹齢300年を超えるしだれ桜が有名な福王寺へ。
里山の中にある決して大きくはないお寺だが、平安時代の807年開基と伝わる真言宗の古刹らしい。
塀で囲まれた境内の外に駐車場。10台以上は入りそう。
朝9時着で1台先客あり。
我々の後にも何組か来たけど、みんな桜を見てすぐ帰る。
後から知ったが、このお寺、古いだけあって鎌倉時代の仏像があるとか。
扉は閉まっていたけど、見れるなら見てみたかったな。
さて、お目当てのしだれ桜は塀からはみ出すほどのボリューム。
この日は雲ひとつない青空だったので、白い桜が青空によく映える。
300年もの間、毎年こうして花を咲かせていたのかと思うと、ホント自然ってすごい。
はるか昔の人たちもこうして桜を愛でていたのかしら?
駐車場からは少し見上げる角度になり、画角の端に入ってしまう電線がちと惜しい。(現像時に消しちゃったけど)
塀の外にはなんだか可愛らしいお地蔵さまが12体。干支地蔵だって。
確かにお地蔵さんと並んで十二支が。
それぞれポーズが違って面白い。
なんやかやで1時間近く散策し、次の目的地、茨城牧場長野支場へ。
茨城牧場にはメタセコイアの紅葉を撮りに来たことがある。
のんびりしていてすごく好きな場所。
桜並木があるのは知っていたので、春にも来てみたいと思っていたのが叶った。
10時過ぎに到着した時にはすでに駐車場はほぼ満車。桜パワー恐るべし。
ここのソメイヨシノも古く、ほとんどが樹齢100年越えだとか。
桜並木は250mほどで、道の先にはヤギが待っている。大人のヤギがね。
大人のヤギはなんかちょっと怖い。目が。
先月、子ヤギがたくさん生まれたとTVで見て、子ヤギ見たーい!と思ったのも、今回ここに来た目的のひとつ。
その子ヤギちゃんたちは、桜並木のあるふれあい広場からは道路一本隔てた隣の子ヤギ舎にいるらしい。
というわけで見に行く。
子ヤギちゃんたちはフェンス越しに見ることができる。
黒いネットもはってあったりして、写真を撮るには向かない。
でも、団子になって休んでいたり、平均台の上で遊んでたり、頭ごっつんこしてじゃれあってたりしてかわいい。
子ヤギを堪能した後は再びふれあい広場に戻り、今度は畜舎を正面?から撮影。
赤い屋根の木造畜舎はすごく雰囲気があって大好き。なんか北海道みたいで。
正面からみるとちょうど桜並木が背景になっていい感じ。
特に何かあるわけじゃないけど、やっぱここ好きだわ。
お腹もすいてきたので、なにかテイクアウトしてロケットが目印の稲荷山公園で食べることに。
ここで誤算が2つ。
1.ネットでみつけた瀬川さんの「むしり」テイクアウト、まさかの2時間待ち
2.稲荷山公園がめちゃ混み
まぁなんとかお花見ランチを済ませ、次の五稜郭へ。
五稜郭と言えば北海道だが、実は長野にもある。
龍岡城五稜郭。
函館の五稜郭と並んで日本に2つしかない星型の洋式城郭だそう。
現在は中に小学校がある。
ここも紅葉シーズンに来たことがあり、校舎前の紅葉が印象に残っている。
桜はお堀に沿って植えられていて、ソメイヨシノだけでなくヤマザクラなんかもあった。
ふれあい館のとこの木橋の横にはタカトオコヒガン桜も。ピンクが濃い目でかわいい。
再び茨城牧場に戻って、夕日色に染まっていく桜を撮る。
人もまばらになってきてゆっくり撮れて良し。
最後は、まだ行ったことのないスポット、さくラさく小径へ。
千曲川沿いのきれいに整備された遊歩道。
駐車場もあるし、橋のむこうに沈む夕日もきれいに見えた。
久々の越境おでかけを満喫した。
撮影:2021.04.11